柏神社

柏市柏3-2-2 (平成22年2月22日)

東経139度58分37.41秒、北緯35度51分23.92秒に鎮座。

【神社情報・1948さんより】
旧来、天王様として親しまれてきた柏神社は、羽黒神社と八坂神社を合祀した神社である。
由緒
・八坂神社は1661年 (寛文元年) 頃、京都市東山区祇園町の八坂神社より迎えられ当地に鎮座。
・羽黒神社は1660年 (万治3年) 頃、山形県出羽三山の羽黒神社より柏の羽黒台(当地の近隣)に迎えられたといわれている。
・1888年 (明治21年) 、羽黒神社を当地の境内に遷宮。
・1907年 (明治40年) 、羽黒神社を八坂社内に合祀。
・1974年 (昭和49年)、社殿の改築と同時に「柏神社」と名称を改めている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
宮司さん本人が書いていますね

柏神社鎮座の記
遠い祖先以来天王様として崇敬されて来た柏神社は御霊会(ごりょうえ)を主に□弥高を弘めた京都の八坂神社と、歴史に薫る修験の出羽三山の羽黒山の両大神々を祀る合祀社である。
八坂神社の本殿は京都市東山の麓に鎮座し素戔嗚尊とその妃稲田姫命、御子神八柱を祀る、古来祇園社、祇園天と言い、牛頭天王とも言います。社伝によると656年素戔嗚尊の神霊を迎い祭り、667年牛頭山を基に社殿を建立した物で、当時は京中有数の官幣大社となっていました。
現在の八坂本殿は1654年将軍徳川家綱の寄進によるもので数々の建造物は重要文化財として残り、又あの名高い祇園祭りは日本の三大祭りと称せられ無形文化財として残り祖孫相承継がれている。
一方羽黒本社の黄金堂は山形県の羽黒町手向に鎮座し、月山元宮官幣大社・湯殿山元国幣小社・羽黒山元国幣小社、出羽三山の総称である。月山湯殿山は高山故修験者と雖も冬期間は参拝出来ぬため419米の羽黒山に三神社・大神等を合祀して三神合祭殿称して年中祭典をそこで同時に行っている。
もともと羽黒山は588年崇峻天皇の第一子蜂子皇子が開いた物であり、修験道は開祖蜂子皇子の苦行に始まり山宝を身につける修験者は今日尚後を絶たない。此の両大神が柏神社の境内に末社として迎い祀られたのは元禄時代の1688年頃である。
境内由緒書より。全文はこちら。

管理人の一言。
1948さんも言っておりますが、神社庁公式サイトでは羽黒神社となっています。しかし、昭和49年社殿の改築と同時に「柏神社」と名称を改めていると言っており、又、社号標も由緒書も「柏神社」となっており、神社庁は単なる保守忘れかと思われます。しかし不思議なのは旧名が羽黒神社だったことです。旧来、天王様として云々と云っていますので、江戸時代は牛頭天王を祀る祇園社だったようですから、羽黒神社と呼ばれたのは明治21年から、昭和49年迄だったのでしょうか。由緒書によれば、牛頭天王、羽黒大権現両大神が柏神社の境内に末社として祀られたのは元禄時代の1688年頃である。と書かれていますが、その時、本殿には如何なる神が祀られていたのでしょうか。

参道入り口と社号標

境内入り口の岡崎型狛犬

(平成4年(1992)1月吉日建立)

拝殿前、大正の江戸流れ。

(大正8年(1919)7月吉日建立)

拝殿

本殿

神楽殿・神輿庫

社務所

待道大神宮

石祠

青面金剛像等