三峯神社

柏市船戸1112 (平成26年9月18日)

東経139度57分22.46秒、北緯35度55分00.07秒に鎮座。

【神社情報・1948さんより】
つくばエクスプレス線「柏たなか」駅より北へ徒歩20数分の所に鎮座しています。偶然見つけた小さな社です。入り口には狛犬ではなく山犬が居ました。

御祭神 伊弉諾尊・伊弉册尊(未確認)

船戸村の由緒
船戸村は徳川幕府の開祖家康の時代に、本多正重が大阪の陣の手柄により1616年(元和2年)に下総と相馬の一万石を加増された時に始まります。その後、本多氏は上州沼田城の二万石の藩を経営し、1722年(享保6年)7月28日、駿河国の田中城へ4万石として転封(1948注・てんぼう、「国替」、「所替」(ところがえ))されました。しかし、維新まで下総と相馬の一万石は本多領としてはなれることあいませんでした。本多家が支配した、下総と相馬の村々を便宜上、南北に分け、南部は藤心の御役所、北部の二十一ヶ村は船戸御役所が治めて居りました。この役所は明治2年3月まで、葛飾県庁が東京から流山に移転されるまで行政を担当した由緒ある処でありました。
そこに暮らす領民は、農業を主体とした生活をしていました。
村人達は、平和にくらしてゆく為に無病息災を願い、講中を組織し、神佛を信仰して参りました。その神佛の一つとして秩父郡大滝村にある三峰神社を信仰し、ここにお社を建て、昭和28年まで代参を続けて参りました。しかし、時代が変わるにつれお社は荒れ放題、見る影もない状態となってしまいましたが、昨年神社役員の奉仕に依り旧社を取り除きました。
私達は祖先が残してくれた船戸の歴史遺産を、後の人々に受け継ぎ伝える事が使命かと思い、再建委員会を作り、再建することを決議致しました。この三峰神社の再建にあたっては、70名の講中員が所有おりました共有地を、常磐道建設時の県道拡幅の為一部買収に応じた際の土地代金、又、裏面に記載の皆様方のご奉納金に依り再建する事ができました。
船戸の歴史と再建の経緯を申し上げ碑文といたします。
平成11年10月15日 三峰神社再建委員会

参道入口

神額

入口の山犬(日本狼)。拡大写真はこちら。
(年代不明)
参道 参道脇の花虎ノ尾(はなとらのお)

社殿


不道明王?