吉保八幡(きっぽはちまん)神社

鴨川市仲253 (平成22年11月28日)

東経140度1分16.9秒、北緯35度7分38.6秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
国道410号線と地方道34号線が交差する交差点東側に在る長狭中学校の隣に位置します。

この神社は千葉県で一番本格的な流鏑馬をする神社で有名かと思われます。去年(平成22年9月26日)偶然にも流鏑馬の行われる日にこの神社を見学したのですが、うっかりと撮影中に200コマ程削除してしまい、仕方無くまた11月 に来ることとなった訳です。静かで人の居ない境内は、祭りの時との落差が激しく同じ神社に見えないのが不思議です。本殿は周囲を水に囲まれた特異な形状(お堀の中の本殿)です。

祭神 誉田別命
由緒 天長六年(829年)に吉保地区の鎮守として勧請。

郷社・吉保八幡神社の祭神は誉田別命。天長6年(829)に吉保郷の鎮守として勧請、文安年間(1444〜48)に里見氏の家臣緒方茂次が祈願所として再建したと伝えられる。本殿は神池の上に建っている。現在の本殿は天明年間(1785頃)に造営されたと伝えられ、伊八30代なかばから後半の作が向拝を中心に飾られている。中央に宝珠を握った竜、左右に「波に犀」の図が配されている。厚みのある波の表現に伊八30代の頃の作風がうかがえる。毎年9月の最終日曜日に稲作の豊凶を占う「吉保八幡のやぶさめ神事」が行われる。矢の命中度で豊凶や適種を占う。
かもがわナビ より。

鳥居と社額
社号標 石灯篭

文化財案内板。左はやぶさめ。右は本殿向拝の彫刻。本殿向拝の彫刻は、初代伊八の作だそうです。本殿なので見えないのが残念。

手水舎

拝殿

神額

向拝の龍

右木鼻と持送

凝った右木鼻は凝った作りで、まりが木製には見えません。

左木鼻と持送

皇紀2600年記念らしく厳つい狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和15年(1940)12月建立)
本殿右側 本殿左側

本殿は周囲を水に囲まれています。千葉ではここだけでしょうか?

手水石と石祠

御神木

日清日露戦争記念碑


流鏑馬

9月の最終日曜日の夕方に流鏑馬が行われるが、流鏑馬の前に様々な行事が有り、これを見ているだけでも楽しめます。馬は山側から手前に駆け抜けて行きます。一回で3回矢を放ち、これを3回計9矢を放つ訳ですが、残念ながら去年(平成22年)は一矢も当たりませんでした。教育委員会の説明はこちら。