稲荷神社

市川市押切30 (平成22年4月8日)

東経139度54分55.6秒、北緯35度40分57.03秒に鎮座。

【神社情報・1948さんより】
行徳駅前通りを旧江戸川に向かって行くと神社の裏に出ます。この通りからの出入り口は近年できたとのこと。神社の裏は昔水路だったため水路を背にして拝殿が建てられた。

御祭神 宇迦之御魂命

由緒
抑も当押切鎮守稲荷神社本殿の御尊体は、十一面観音菩薩で約八百五十年前、建久巳年三月京都三條仏師の祖先とも云う、鎌足義政(又は義継)が一刀三礼の作で、大和国長谷寺の御尊体の御写とし、御丈一尺二寸五分、御身巾三寸五分の舟形光背で蓮華座の立像の御尊像なり。当押切の地に鎮守する迄の間、種々な経緯が有り今から凡そ三百五拾有余年前に鎮座したが度々の津波等により本殿等が破壊し、御尊体は、葛飾の里鎌田邑の長寿院に預けられており、押切稲荷神社総代が御尊体が空虚なるのを日夜遺憾に思い、大正二年十一月四日長寿院に返還を申し入れし、鎌田村議の結果、大正二年十二月十九日早朝返還が相成り氏子総代一同御船にて御迎えし本殿へ無事安置し現在に至る。
境内由緒書より。原文はこちら。

管理人の一言。
神社庁公式サイトでは御祭神=宇迦之御魂命となっていますが、現地由緒書は十一面観音菩薩となっています。明治以前の神仏習合へ戻りつつ有るのでしょうか。しかし稲荷の本地仏は荼枳尼天だと云われているのですが。

神社入口に立つ鳥居

稲荷のお使いお狐様

(昭和32年(1957)2月初午建立)

拝殿

本殿

弁財天

押切浅間神社

御神木、千寿銀杏。

手水舎

駅前通り側入り口