市原市新生525(平成20年3月2日)
東経140度6分52.99秒、北緯35度28分10.95秒に鎮座。
この神社は養老川左岸に鎮座しています。
県別の3万分の1の地図やitu-moNaviには「山祇神社」と書かれていますが、拝殿に架かる額やちず丸には「第六天神」とあります。迷っているとちょうど近くの方が通りかかられたのでお聞きしたところ「現在は山祇神社と言っていますよ。」との事。色々な神を合祀して地域名に改称した神社は数多ありますが、第六天→大山祇神は初めてのような気がします。
この社には案内が無く、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
第六天とは淤母陀琉命(おもだるのみこと)妹阿夜訶志古泥命(いもあやかしこねのみこと)のことですが、神仏混淆時代の欲介天の第六、最高所に宮殿を構える天魔他外自在天に由来する、国生み神話の天神七代の神々の内、第六代の二柱の大神様です。この神を強く崇敬した織田信長が、自らを第六天魔王信長と称した事は余りにも有名な歴史的事実です。
大山祇神は全国の山祇神社、三島神社の総本社となっている瀬戸内海の大三島に鎮座する神社・大山祇神社の御祭神です。
神社入口 |
大正11年生まれの江戸流れ狛犬 眉毛が太く長く、平歯の綺麗な歯並びが良く見える狛犬です。阿の口中には太くて厚い舌が見え、吽は左前頭部が欠けています。鬣や尾の毛の流れがやや堅めですが、体毛を表しているのでしょうか? 体中に細い筋が描かれています。この表現方法は今回の狛犬探しの旅で3対ほど見かけました。胴体から独立したようなすらっと伸びた力強い前足に、肉厚の甲、鋭い爪が付けられています。 狛犬の拡大写真はこちらで |
|
(大正11年(1922)10月15日建立) |
拝殿 | 拝殿に架かる額 「第六天神」 |
本殿覆い屋 | 末社:道祖神 |
湯殿山・月山・羽黒山大神 | 三山大神像? |