市原市土宇(平成20年3月2日)
東経140度8分5.75秒、北緯35度26分3.52秒に鎮座。
この神社は市原中央高校の東約150mに鎮座しています。入口への階段を上がると、靖国鳥居が建つ入口では、優しい狛犬がお出迎えをしてくれます。その入口右側には農業用水のため池でしょうか? 良い雰囲気の湿地帯になっています。20数段の石段を上がると境内には一般家屋のような拝殿が建ち、拝殿内には龍の彫刻などが彫られた素敵な本殿が見えます。
御祭神:玉依姫命
例祭日:4月3日
由緒:土宇の産土神で、長生郡一宮町の式内社・玉前神社からの分霊勧請と思われますが、案内が無く、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
この地域には2月1日に古くからの行事で「はつどり」という変わったしきたりがありました。「はつどり」とは理由はわかっていませんが、正月の月は鶏肉をたべてはいけないことになっていて、この行事が終ってから鶏肉を食する事が出来たのだそうです。部落の班ごとに当番の家で、1日ゆっくり飲んだりたべたり歌ったりし、鶏肉をたべて解散するところもあったそうです。(「市原農家生活改善研究会」HPより)
神社遠景 | 社号標 |
明治9年生まれの江戸流れ狛犬 この狛犬を見たとき、そのたおやかさや優しい表情から、すぐに高知・朝倉神社の見返り狛犬を思い出しました。ただこちらの狛犬は鬣が長く、背骨の盛り上がりが強調されている事でしょうか? 狛犬としての威厳には欠けているかもしれませんが、私はこの狛犬がとても好きになりました。 狛犬の拡大写真はこちらで |
|
(明治9年(1876)1月吉日建立) |
神社入口 | 境内への石段 |
参道途中の灯籠には小さなお狐様が一体だけ居ました。 残念ながら首が取れていますが大事にされているようです。 灯籠にお狐様とは大変珍しい組み合わせですが、 でも、相方は何処に行ったのでしょうか? |
|
拝殿 |
本殿正面 |
本殿覆い屋 | 境内社:子安神社 参道途中の灯籠にいたお狐様の相方は此処にいました。 でもやはり頭が有りません。 |
末社三社 | ご神木と境内の様子 |