熊野神社

市原市山小川374 (平成24年8月12日)

東経140度11分23.66秒、北緯35度21分07.58秒に鎮座。

この神社は、首都圏中央連絡自動車道・市原鶴舞ICの南東500m程の辺り、山小川の集落に鎮座しております。

御祭神:伊弉册命、速玉男命

由緒
由緒は不詳であるが、古老の口碑によれば、明治維新前より鎮座し、崇敬をあつめ今に今日に至る。
千葉県神社名鑑 より

参道入口

鳥居と神額

参道

境内。左手は山小川青年館

鞘堂

神額

左右の木鼻

本殿


末社

三山講記念碑
千葉県は、出羽三山講が盛んで各地に三山講が結成され三山を巡拝している。その中でも市原市は最も盛んな地域である。出羽三山とは、山形県の月山、湯殿山、羽黒山の総称であり、羽黒山頂には月山、湯殿山、羽黒山を合祀する三神合祭殿が建てられ通年三山を拝めるようになっている。その門前に広がる手向の集落に当地の宿坊である早坂大進坊がある。当地は、天和から享保年間(1681〜1736)に三山講が結成され、元禄八年(1695)には大日如来像を建立し行堂に納め、文化年間以前に奥州参りが行われたことが伺われる。
月山神社には月読ノ神を、出羽神社には蜂子皇子を開祖として伊氐波神、稲倉魂命を、湯殿山神社には大日如来が祀られている。私達の先祖はこれらの山々神々などを巡拝することは、苦域の関を越え新たな生命を得てこの世に再生するという、いわゆる「疑死再生」の過程をたどることが出来る道場と信じ、天下泰平、国家安穏、風雨順時、五穀豊穣、家内安全、身体堅固等を祈願し踏破参拝するとともに、毎月八日に行われる八日講では行屋に集い寒行、夏行などを行い勤行に精励し行人作法を今日に引き継いだ。更に、これらの行事を通じ村落共同体の仲間意識を醸成しよりよい村づくりを図り今日に至っている。・・・・・・・・・・・省略
祓詞「もろもろの、つみけがれ、はらいみそぎて、すがすがし」
神詞「とおつかみえみたまへ、いづのみたまを、さきわへたえ」
賀詞「あまつひつぎの、さかえまさんこと、あめつちのむた、とこしえなるべし」
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