熊野神社

いすみ市若山2184 (令和5年4月2日)

東経140度22分56.90秒、北緯35度15分52.80秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
いすみ鉄道西大原駅から細い道を北上すること810mで道路左側に鎮座。

テントが見えるのでこの日は神事でもあるのかと思ったが、本殿の修理で一時的に移動させていた御神体を、修理が終わったので元の位置に戻したそうで、その行事の為のテントだった様です。運良く到着と同時に拝殿の扉が開き中の大漁絵馬など見学出来て、来た甲斐がありました。この日はこの神社が最後だったが、撮影終了と同時に雨に降られて最後は散々な目に遭った。大漁地引網の奉納絵馬は書き込みが細かくて一見の価値ありです。

御祭神 熊野権現

由緒
いつごろ建立されたかは、ただいま調査中。 紀州熊野大権現の分霊で、長録元年、右衛門太良忠伯の嫡直忠と修験法合院が上儀し、八左衛門の地先山霊地を新開して観請した。造営成るの日の夜、社中赫々として宝珠三輪が現われ、「あたかも朝日の昇るが如く、夕日の入るが如し。特に西山に忽然と三尊が現われ、光明谷中に輝き、人皆恐拝して37日の間神前に読経した」という。なお、隣接して小社浅間神社がある。
(以上 いすみ市商工会ホームページより抜粋)

鳥居。苔だらけで年代不明だった鳥居。

力石

全景

弘化四年(1847)製石灯篭

手水舎と寛政五年(1793)丑八月製手水石。真ん中に八咫烏の模様が彫られた手水石。

御神木

勢至菩薩と石灯篭残骸

元禄四年十五夜待。右に奉造勢至菩薩、左上に元禄四年(1691)、左下に若山村十五夜待の文字が確認出来る。

神輿蔵かな?。御神体を一時保管してたそうだ。

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(弘化4年(1847)丁未8月15日建立) 数年前の写真を見ると苔だらけの痘痕の狛犬さんですが、最近磨いたのか綺麗になってしまった狛犬さんと台座でした。

拝殿。右上に見えるのが浅間神社。

向拝

龍と木鼻の狛犬

拝殿内部。右から二番目の写真を見ると、以前は茅葺屋根だった様だ。

神額

左絵馬。明治二十八年(1895)乙未四月製の大漁絵馬。飛び交うカモメらしき鳥も描かれている。

中央絵馬。浜でとっ組合う犬や人力車で見学に来たおばさん、慌てて転ぶ人まで描かれてる絵馬。この中では一番の傑作だ。

右側絵馬。これも明治二十八年頃らしいが四月しか確認出来ない。

本殿


末社

浅間神社参道入口

手水石。ここで山包講の手水石を見るとは思わなかった。余りこの辺では見かけない山包講です。

浅間神社社殿

神額と注連縄

帰り際の境内