夷隅神社

夷隅郡大多喜町新丁63-1 (平成26年4月11日)

東経140度14分57.33秒、北緯35度16分45.81秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
大多喜駅を降りたら右に約450mで道路左側の本殿口(裏側)に到着します。漫画家「つげ義春」の作品に登場する大多喜の旅館「大屋旅館」の左隣に鎮座するのがこの夷隅神社(大多喜町指定文化財)です。この日は前日からの大祭で市の出る日でしたが、花や植木だけの市でした。

御祭神 素戔鳴尊

由緒
その草創については明らかでありませんが、社伝には長久二年(一〇四一)の再建後、更に天正十五年(一五八七)に、里見氏の将、正木大膳亮(時堯)が再築したと伝えられています。その後は、代々の大多喜城主に篤く崇敬・加護されたとあります。むかしから牛頭天王宮と称し、明治の初めに夷しみ神社と改号して村社となり、明治十二年には社格が郷社になりました。社殿は、拝殿、幣殿、本殿からなる権現造りです。本殿の擬宝珠には貞亨五年(一六八八)と、また、拝殿の高欄にある擬宝珠には、文政十二年(一八二九)と銘があって、建築各部の様式・手法上からも、それぞれ、その時代の建造と考えられています。境内には、西南戦争はじめ、その後の戦死した人々の表忠碑や殉職警察官の招魂碑が立てられています。初詣や、四月十日及び七月十五日の大祭には。近在から多くの参拝人で賑わいます。
(以上 大多喜町案内板による)

今でも宴会や宿泊可能な大屋旅館。この旅館の前の道が昔の街道になります。

大正十二年製一の鳥居

夷隅神社本殿口

参道 祭りの幟。今でも幟は「夷しみ神社」とあります。
参道途中、貫禄の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(文政13年(1830)庚寅8月吉日建立)

参道

安永三年甲午製永代常夜燈
水路と、それに架かる神橋。説明はこちら。
永代御神燈 天明二年製御神燈

明治三十五年製二の鳥居

手水舎

拝殿

向拝

向拝の龍と左右の木鼻

拝殿の彫り物

本殿。改修工事が行われたようで、色違いの部分が多いです。

本殿裏側


末社

不明の建物 諏訪神社
忠魂碑 歌碑らしき石碑

花や植木の市