愛宕神社

富津市志駒 (平成21年10月4日)

東経139度55分6.5秒、北緯35度10分19.4秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
普通愛宕山(225m)の神社なので愛宕神社と呼んでいるが、本当の名前は訶具都智神社と思われます。

この日、林道で草刈をしていた古老の話では、今でも毎年10月に地区の人がこの神社で お祭りをするそうで、だからこうして草を刈っているんだよ、と説明してくれました。
また、富津市豊岡の愛宕山にある訶具都智神社とは姉妹関係にあり、志駒の愛宕神社は妹に当たるのだそうです。しかし姉妹関係にあるとは言え、公園などが付属し、狛犬の代わりに砲弾が鎮座する豊岡の訶具都智神社とは雰囲気も大きく異なり、こちらは昔ながらの静かな神社です。

管理人の一言
姉に当たると言われる、豊岡の愛宕山にある訶具都智神社。多分、「かぐつちじんじゃ」と読み、愛宕神社の御祭神「火之迦具土神」(ほのかぐつちのかみ)から採られた名称かと思われます。

鹿原からの登山道を使用しても行けるのですが、県道182号線から林道を登った方が一般人には分かり易いと思います。
国道465号から県道182号線に入り6.5Km程進むと左側に環南小学校が見え、更に加藤商店(自販機有り)が見えたら右折(写真2)。坂を下り橋を渡り、更に進んで写真3の位置で右折。後は細い急な林道をひたすら登れば30分ほどで着けると思います。林道には分岐する箇所も有りますが、左側(高い方)を進めば問題有りません。

写真2 写真3

デコボコの林道と途中の大日如来。古老によると、昭和45年にこの林道が出来る前は登山道の様な道だったそうです。

鳥居。最後の分岐を過ぎ100m程でこの鳥居にたどり着きます。

参道

石灯篭。山中にして高さ2mを超える大きな石灯篭です。

狛犬と拝殿。階段、石灯篭、狛犬とも同じ種類の石(地元の石)を使用して作られている様に見受けられました。

山中でひっそりと石に帰って行くのでしょうか。拡大写真はこちら。

拝殿

本殿

左右の石祠

明治二十一年製手水石。手水石だけは他所の石を使用しているようです。

上から見た境内。以前ここには休憩所のような建物が在ったのだが、強風の吹き荒れた日に呆気なく倒壊してしまったそうです(古老の話)。