銚子市高神西町(平成18年3月4日)
この神社は銚子電鉄の終点、外川駅から254号線で西に向かい、高神西町の二股角に鎮座しています。
和銅2年(709)に綿津見大神を御祭神として外川港の一角に鎮座している大杉神社境内に創祀されましたが、津波の被害のために延宝2年(1674)に現在の場所に移ったと伝えられています。そして後世には海に出る人々の最後の陸地として、ここから四方に散る人々の道案内の役目を果たす御神徳ありと猿田彦命を相殿に祀りました。神事として大潮祭(旧6月15日)が行われ、流石に海の傍の神社、お神輿が犬若浦で海中へ入り大杉神社まで渡御するそうです。
ここは道路を走っていても気が付くほど樹叢が濃い深い杜に囲まれた神社でしたが、県の記念物になっている、「極相林」というツバキ、タブ、トベラなどの常緑広葉樹が数十種自生している、天然の特殊な杜だそうです。