小川神社

銚子市南小川町(平成18年3月4日)

 この神社は総武本線・銚子駅から南に向かい、銚子商業坂下の信号を左折し、滑川に架かった乙女橋を渡ると、南小川町の川福寺裏手に鎮座しています。まさか参道が川福寺境内から続いているとは思わず、私達はこの道路を直進して裏参道からの参拝をしてしまいました。
 案内には創建は記されていず、御祭神は天之御中主命と書かれています。この神は、日本神話に登場する造化の三神の一柱の神で、宇宙の根源の神であり、宇宙そのものであると考えられました。また天の中央の最高神ということから、北極星や北斗七星を信仰する妙見信仰と習合し、妙見菩薩として妙見社が出来、また、水天宮でも天之御中主神を祀っていることがあります。
 またこの神社では小川町郷土芸能保存会により獅子舞が継承され、「小川神社神楽」として、悪魔払い、豊作を感謝するため、秋の収穫が終わった鎮守の神事に舞われています。

川福寺からの表参道
裏参道入口と参道の様子
境内の様子 拝殿
拝殿前の嘉永5年(1852)生まれの狛犬。
江戸タイプで、柔和な顔が小さく、滑らかな体つきをしています。
鬣は肩でカールしその先は綺麗に背中に流れて、尻尾は左右に水平に流しています。
この地でよく見かけるタイプの狛犬です。

(嘉永5年(1852)正月吉日建立)
本殿 境内社
末社 境内社・三峯神社
根上がりのご神木