寒川神社

千葉市中央区寒川町1-123(平成20年3月1日)

東経140度7分23.12秒、北緯35度35分37.95秒に鎮座。

この神社は、JR外房線・本千葉駅の南南西400m程の辺りに鎮座しております。

度重なる火災で古記録がすべて焼失したため、残念ながら、御創建の年代は明らかではありません。現存する最も古い史料としては、御神宝の獅子頭に文明13年(1481)に社殿と獅子頭を修復した旨の銘がありますので、創建はこれ以前であると考えられます。

また、延喜年間(905年頃)に編纂された延喜式神名帳には、下総國千葉郡に「寒川神社」の記載が見えますので、これが当社であるとすれば、創建年代はさらに遡ることとなります。

当社は、古くから海の神として崇敬され盛んに信仰を集めました。当社の沖を船で航行するものは「礼帆(れいはん)」といって帆を半ばまで下ろして敬意を示し、社前を馬で通行するものは必ず馬を下りて下馬の礼をとったと伝えられております。
当社の霊験あらたかさを伝える話として、獅子頭に関する言い伝えがあります。その昔、漁師の網に獅子頭がかかり、これを祀ったところ沖を航行する船の沈没が相次ぎました。これは獅子頭の祟りであろうと、当社社殿の下に石室を作って封じ込めたところ、船の事故がぴたりと止んだというものです。この獅子頭は御神宝として今も当社に所蔵されています。
寒川神社公式サイトより抜粋。境内由緒書はこちら。

神社入口と社号標。

二の鳥居。

拝殿前のやや異形の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和2年(1927)1月吉日建立)

拝殿内部と本殿。

左より、疱瘡神・稲荷社・迦具土大神。

鎧を着た宇宙人のような狛犬です。年代は不明。拡大写真はこちら。

神楽殿 神輿蔵

境内の石碑。