弁財天

安房郡鋸南町竜島 (平成23年6月23日)

東経139度50分9.39秒、北緯35度6分13.24秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
内房線安房勝山駅から南に1.5km、方向としては鋸南海洋センターを目指せば良いのですが、住宅の密集する谷あいの一角で分かり難い場所です。

弁財天ですが、狛犬が居ましたので報告いたします。安房郡鋸南町は房総捕鯨発祥の地で、江戸時代から明治になるまで捕鯨を行っていました。

弁財天とは
本来、仏教の尊格だが、日本では神道の神とも見なされ、七福神の一員である。仏教においては、妙音菩薩(みょうおんぼさつ)と同一視されることがある。また、宗像三女神と同一視されることも多く、古くから弁才天を祭っていた社では明治以降、宗像三女神または市杵嶋姫神を祭っているところが多い。
(以上 ウイキぺディアによる)

勝山藩酒井家の分家で竜島の殿様(3000石)と言われていた旗本酒井家の弁財天境内に、鯨を解体する出刃組が1年に1基の供養塔を建てました。鯨塚は供養碑・祈願碑でありクジラの墓ではありません。弁財天は水神であり、財産を司る福神です。碑の大きさにより捕鯨数が分かると言います。ここには120其ほどあり堤ヶ谷石(地元の石)で作ってあります。 風化したため70其ほどは埋めてしまい、現在52其。一頭で油は26〜7樽(一樽45kg)赤肉は60樽程度日本の鯨塚の中でも一番多い。

最初の案内板 二番目の案内板

鯨塚全景。周囲はアパートや民家の多い所ですが、ひっそりと佇んでいました。

鳥居.

弁財天の石碑

境内

お堂

なかなか優雅な江戸流れ。拡大写真はこちら。
(年代不明)

手水石

鯨の供養碑

供養碑は右側ほど古く、左側ほど新しいように見受けられました。近くの加知山神社にも鯨塚は存在したようですが、ハッキリとは確認出来ませんでした。

ホタルブクロ