東経140度35分08.69秒、北緯35度45分06.64秒に鎮座。
旭市鏑木2010 (平成21年4月19日)
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
74号線と56号線の交差する坂道の途中、干潟シルバー活力センターの右隣にあります。
御祭神 火之迦具土神
由緒
享禄2年、鏑木城主鏑木信濃守胤定が守護神として創建したと伝えられる。
現在の社殿は約200年前のものである。境内手洗い石には「享保戊申9月18日実川氏奉納」とある。明治元年秋葉大権現を改め秋葉神社と改称した。同4年村社に列し幣帛供進の神社に指定された。古来33年毎に海上郡(現旭市)足川浜神幸の例があったが、明治4年以降中絶している。
(神社のひろば 神社探検隊による)
また神社の石碑には、秋葉神社は古城村誌に依れば、室町時代の末期長泉寺の守護神として遠州秋葉山秋葉寺より秋葉神社及び三尺坊を勧請す、とあります。
この神社には狛犬は居ませんが、巨大な屋根の三間社流造りの社殿は一見の価値があります。
管理人の一言。
神社の石碑とは、この神社を篤く信仰している鈴木一家が参道や御輿の修理の為多額の奉納をした記念碑です。
鈴木氏は昭和八年海軍航空隊に徴集され中國、フィリッピンと転戦したが、奇跡的に生還し、戦後事業も成功したのも、偏に日頃から信仰する秋葉神社の神明の加護に因るものであるとして、この度の奉納となった旨書かれています。
境内奉納碑文より抜粋。全文はこちら。
現在も長泉寺は南東隣にあります。明治になり、分離させられたものと思われます。古来祭祀を厳修し霊験顕著にして氏子は固より廣く余人の信仰を鍾む。とあります。
車道の坂を登ってきた場合は左側に見えますので気が付きますが、下って来た時は見落としがちな入り口です。
階段の参道。左右は昭和十年の灯篭。
上から見た鳥居
境内
頭でっかちな屋根ですが、基礎の部分のコンパクト差が際立っているのが、この位置から分かります。
社殿前面部と木鼻
神額 | 向拝竜 |
一見木の彫り物かと思うほど良く出来た蜂の巣です。初めからそこにあったと言われても、納得してしまいそうな巣です。
左壁上部 | 基礎部分 |
青面金剛など | 手水舎 |
寄付金など書かれた石碑 | 神輿の倉庫か?. |