福良八幡宮

南あわじ市福良甲(平成19年3月26日)

この神社は福良港のどん詰まりから100m程北へ行った、福良の町の中心に港を見下ろすように鎮座しております。鳴門海峡を挟んで阿波の國と向かい合う、ここ福良港は淡路きっての天然の良港で、古くから阿波への船が発着していたようです。律令時代、都と淡路、四国を結ぶ南海道は、紀伊国の加太から海上を現在の洲本市由良を経由し、国府のあった旧三原町を経て福良港から阿波国へと通じていたようです。

由緒
貞観元年(859)奈良・大安寺の僧・行教が豊前國の宇佐八幡宮より御分霊を京都の石清水八幡宮へ勧請する途中、当地に立ち寄り創祀したと伝わる古社。由緒書きはこちら。

我々が泊まった旅館の直ぐ前に神社入り口があります。人間年を取ると朝が早い。写真のタイムスタンプは6:45となっていました。文字通り朝飯前の参拝となりました。

神社入り口と社号標。

石段を登ると神門が見えてきます。

拝殿。実は拝殿前の参道には高校生が一杯!。高校卓球部の面々が何と早朝練習!!。全員拝殿に向かってラケットを持ち右に左に軽快なフットワークです。きっと八幡大菩薩の御加護により優勝間違い無し!と思われます。頑張って下さい。

天正3年(1574)建立の本殿。

ずんぐりとした躰つき乍ら、知的なお顔をされています。拡大写真はこちら。

(昭和13年(1938)11月建立)

浪花にしてはスリムな体つきの狛犬。拡大写真はこちら。

(天明7年(1787)霜月吉日建立) 石工 大坂 天神橋筋 真陽 ?三五衛

護国神社。ここ淡路からも天誅組の志士を出していたとは知りませんでした。

境内の末社。

神社入り口右手に生える御神楠。