淡路市多賀740(平成19年3月25日)
神戸淡路鳴門自動車道(なんて長い名前だろう。もう少しましな命名は無かったのだろうか)の津名一宮ICより、88号線を北西に3km程行くと神宮前と云う交差点が有り、そこに一の鳥居が立っています。神社の案内図を見たら、この県道には「くにうみライン」と書いてありました。
ICの名前から想像出来るように、かっては津名郡一宮町多賀。延喜式に載る由緒ある神社です。国生みの神と称えられる伊弉諾大神と伊弉冉大神の2柱の夫婦神をお祀りする神社です。地元では「いっくさん」と別称され日少宮・ 淡路島神・多賀明神・津名明神と崇められているようです。ここが「伊勢へまいらば淡路をかけて淡路かけねばかたまいり」と俗謡に歌われる淡路國一宮です。
神社入り口と社号標。
入口に立つ由緒書き。他の由緒書きや案内図はこちら。
境内地は、約1万5000坪もあるそうです。長い参道も豊かな杜に囲まれ清々しい気分で参拝出来ます。
放生の神池(ほうじょうのしんち)に架かる石橋。
神門。
拝殿。
でっぷり太った中年面の浪花狛犬。拡大写真はこちら。
(文政4年(1821)4月吉日建立)
拝殿内の様子。
本殿。
境内の摂社。
左右神社 | 竃神社 |
住吉神社 | 淡路の戦没者が眠る淡路祖霊社 |
岩楠神社と夫婦大楠。由緒書きはこちら。
西鳥居の内側に居る年代不明の招魂社系狛犬。何とはなしに蝦蟇蛙に似ているかも。
水神様と放生の神池。
黄泉の国の伊弉冉尊に伊弉諾尊が黄泉比良坂において、事戸(ことど)を渡す際に、千人の死に対して千五百人の命を授けた故事にちなんで、命乞いには「鯉」、病気快癒のお礼には長壽を願って甲羅に名を記した「亀」を放つ信仰が生まれたそうです。