三戸大神宮

三戸郡三戸町同心町字諏訪内43(平成14年8月25日)
                     (平成18年8月5日)(載・追記)
                     (平成20年6月4日)(載・追記)

東経141度15分32.27秒、北緯40度22分22.23秒に鎮座。

 御祭神:天照皇大神
 例祭日:九月十三日
 由 緒:社伝によれば、元亀元年 (一五七〇) 伊勢の神宮より天照皇大神の御分霊を、著木山山頂に勧請したのが創祀とされる。その後、南部藩主の崇敬殊の外篤く、武運長久の祈願所と定められた。年と共に参拝者が激増し、社殿境内に狭隘を感じた為、藩士藤枝宮内が寛永六年九月 (一六二九) 自分の館を奉納して社殿を移させた。明和元年十二月 (一七六四) 南部藩御普請奉行奥山左衛門が藩命により壮麗な新社殿並神楽殿を造営、文化九年八月 (一八二六) 第三十八代藩主南部利済公より大神輿(現存)及御紋幕が奉納された。
 三戸大神宮は古くから神徒とのつながりが濃い神社として知られている。昭和六十二年には神明造銅板葺の新社殿を始め、手水社、絵馬殿、皆集館を竣工した。境内整備事業は年毎に弥益す御神徳と共に現在も進められている。又、三戸大神宮祖霊社 (旧正智院) には、多くの神徒の御霊が祀られている。
(青森県神社庁HPより)

三戸大神宮のホームページはこちらです。

境内と拝殿

絵馬の奉納が多い拝殿前の様子

本殿

境内社・市神社


【狛犬情報 三戸大神宮禰宜 山崎様より】
青森県は私たちが「神社探訪・狛犬見聞録」を開設する前だった事もあり、今から見ると、お恥ずかしい内容です。しかし嬉しい事に三戸大神宮禰宜の山崎様よりホームページを立ち上げた旨、メールを戴きました。早速拝見させて戴きましたが、何と狛犬が居るではありませんか。当時いかにぼ〜と参拝していたか、良く解ります。残念!。何時の日か再び青森の地を訪れて、もれなく狛犬と神社を紹介したいと思います。

と書いたところ、早速狛犬の写真をお送り戴きました。有り難う御座います。由緒正しく狛犬、唐獅子として造られたのでしょうか 吽には石像狛犬には珍しい立派な角があります。

(大正13年9月建立)

 平成20年6月、三戸大神宮禰宜 山崎様より、また嬉しいメールを戴きました。今は現役を引退したご隠居狛犬がいらっしゃるとの事。山崎様の幼稚園時代には『「狛犬」ではなく、「お猿さん」と呼んでおりました』そうで、素朴な地方色豊かな狛犬です。

台座が殆ど無く、古いようにも思えます、しかし尻尾は流れとなっています。流れは江戸後期、関東地方の狛犬の特徴で、他の地方では殆ど見ることは出来ません。また前足の腋毛や後ろ足の脛毛、鬣の渦などが見られ結構装飾的です。人々の移動が無い江戸時代、石工が江戸の流行を知ることは出来ないであろうと思われるので、私は明治の建立ではないかと思います。ちなみに我が愚妻は江戸の終わりから、明治の中頃までと言っております。皆さんは如何お考えでしょうか。