日吉神社

三戸郡階上町晴山沢 (平成21年5月8日)

東経141度32分27.15秒、北緯40度24分39.45秒に鎮座。

【神社情報・gamanさんより】
青森県階上町役場から県道42号線を西に約8km進んだところの晴山沢地区にあります。敷地は大きくはありませんが、周りを巨木が囲んでおり、うっそうとした雰囲気の神社です。ここには1組の狛犬がおり、とてももこもこしています。

御祭神 大山祇命・菅原道真・素盞命
例祭日 旧七月十四日

由緒
享保十九年(一七三四)四月十一日、大山祇命を勧請して山王堂を建立するに始まり、以来産土神として地域民の崇敬篤き神社として現在に至る。
青森県神社庁公式サイトより。

日吉神社(俗称山王権現)
祭神 大山咋神
山王権現を祀る神社は全国各地にあり、総本社は滋賀県大津市坂本町にある日吉大社である。「オオヤマクイノカミ」を主神とし、「オオナムチノカミ」を合祀する古い山岳信仰にその源を発する。
神代(神話)時代、山王権現は比叡山に鎮座した地主神と言われ、のちに天台宗総本山延暦寺が開山するが、山門派(延暦寺)と寺門派(園城寺)に別れてから、山門派は多くの僧兵を擁して勢力を張ったが織田信長による一山焼き打ちでその権威を失った。
もと日吉神社の宮司であった根岸家には、この神社に関係した文書が残されて居るが、その中に次のような(明治四年(1871)三月)、八戸藩社寺係発行の認可証がある。
修験(山伏)に信仰的支配を委ねられた地域を霞と言うが、ここ日吉神社の霞は田代から引敷林までであった。
近世八戸藩では藩成立後、常泉院(盛岡藩無量院改め)が総禄に任命(寛文七年十月)され、八戸藩内の修験たちはその配下になったのであるが、根岸家の修験、初代の持積院が、享保年間にここ晴山沢の地に山王権現を勧請したものと思われる。
境内由緒書より。原文はこちら。

神社遠景

一の鳥居と神額

境内

二の鳥居と狛犬

確かに「もこもこ」と暖かそうな狛犬です。拡大写真はこちら。

(昭和20年(1945)7月14日建立)

拝殿

本殿

手水鉢

御神木