大畑八幡宮

むつ市大畑町南町46 (平成21年9月24日)

東経141度9分42.8秒、北緯41度23分55.3秒に鎮座。

【神社情報・gamanさんより】
良く手入れの行き届いている非常にきれいな神社でした。ここには2対の狛犬がいます。そのうち1対は文久元年のものです。

大畑八幡宮の由来
祭神 誉田別命(応神天皇)
例祭 九月十四〜十六日
 最初は深山の地に祀られていたが、慶安元年(1648)現在の社地に遷されている。
 享保十年(1725)には京都の吉田家より「宗源宣旨」の許状を受け「正一位八幡宮」の神位を授けられた。
 社内の御本殿は安永五年(1776)に伊藤久右衛門より寄進されたもので、江戸から船で運ばれている。建築様式は流れ造、総欅製で柱の一本一本にも細かな彫刻が施された立派なものである。
 社宝として「あわび貝」がある。寛政の頃幕府の御用船「政徳丸」に船頭として大畑出身の長川仲右衛門が乗っていた。房洲沖で嵐にあい沈没しそうになったとき、一枚の鮑貝が船底の穴をふさぎ助かった。その貝を持って帰った処、中に自然に「大神宮」という文字が浮き出ていた。現在も海上安全の守護神として信仰されている。
大畑町教育委員会。原文はこちら。

宗源宣旨とは、天皇の勅許の下に発行される、位階(いかい)。稲荷神社にの見られる「正一位」など、人に対する位階は少初位下から正一位までの30階であるが、神に対するものは正六位から正一位までの15階のみである。神に位階を授けた最初の記録は、日本書紀において天武天皇元年(673年)7月に壬申の乱に際して霊験を現した大和国の高市御県坐鴨事代主神(たけちのみあがにますかものことしろぬしのかみ)、牟狭坐神(むさにますのかみ)、村屋坐弥富都比売神(むらやにますみふつひめのかみ)に位を授与したとする記述である。嘉祥4年(851年)には、全国の神社の祭神に正六位以上の神階が贈られた。
当初は天皇の勅許の下に発行されていたが、後に吉田家が独自に発行するようになった。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

江戸時代吉田家より位階を受けるには金が必要だったようです。嘗ての規模は相当大きかったと思われます。

神社入り口

一の鳥居と社号標

参道

参道左右の浪速狛犬。拡大写真はこちら。

(文久元年(1861)辛酉8月15日建立)

社号標と境内入り口

拝殿前の昭和岡崎形狛犬

(昭和55年(1980)3月25日建立)

拝殿

向拝下の龍と木鼻の狛犬

手水舎

御神木の欅。詳細な説明はこちら。