白山姫神社

黒石市袋富山112 (平成21年7月23日)

東経140度40分31.15秒、北緯40度36分3秒に鎮座。

この神社は、東北自動車道・黒石ICより十和田湖方面へ向かう102号線を5km程ゆくと黒石温泉。その黒石温泉の南外れの山懐に、温泉街を見下ろすように鎮座しております。神社ですが「袋の観音様」と言われ、午(うま)年産まれの一代守護神として、津軽の人達の信仰を集める所となっています。

御祭神 伊邪那美命・菊理姫命
例祭日 旧六月二十三日

由緒
大同年間(八〇六〜八一〇)、坂上田村磨将軍が観音様のお姿を袋に入れ、大木の枝にかけ、武運長久を祈願した故事にはじまり、後にお堂を建立し、観音様を祀り、国家安泰・民豊楽を祈ったと伝えられている。文明年間(一四六九〜一四八七)、南部光政が再建し、延徳元年(一四八九)には、浅石領内十七社に加えられ、元亀二年(一五七一)、千徳大和守政氏が社殿を改築し、領内の大社として殷賑を極めた。慶長二年(一五九七)、浅石城落城と共に廃社となり、数年間荒廃していたが、寛永四年(一六二七)、袋村の住民等が産土神として再興し、袋の観音堂と称せられた。藩政中期には、津軽三十三霊場二十七番札所に指定され、又、午年生まれ一代様として、津軽一円に親しまれている。明治以来、袋観音堂を白山姫神社と改称し、今日に至っている。
青森県神社庁公式サイトより。

参道入り口

「白山姫神社」の社号標と、「津軽三十三観音霊場」碑。前に馬が置かれているのは、午(うま)年産まれの一代守護神だからでしょう。

石段の入り口に立つ三の鳥居

参道に並ぶ三十三観音。昭和43年に明治維新百年を記念して、崇敬者より寄進された観音像。

一番 二番 三番
四番 五番 六番
七番 八番 九番
十番 十一番 十二番
十三番 十四番 十五番
十六番 十七番 十八番
十九番 二十番 二十一番
二十二番 二十三番 二十四番
二十五番 二十六番 二十七番
二十八番 二十九番 三十番
三十一番 三十二番 三十三番

三十三観音が並ぶ参道

境内入り口

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和13年(1938)9月1日建立)

本殿

境内の末社

神楽殿

推定樹齢400〜500年。黒石市指定文化財、公孫樹。