熊野宮

弘前市浜の町東2-12-20 (平成21年7月22日)

東経140度27分51.64秒、北緯40度37分04.54秒に鎮座。

この神社は、弘前公園の北西1.5km程の辺り、岩木川の左岸にあります。弘前市街地の住宅に挟まれた参道の奥に、明治の狛犬に守られ静かに鎮座しております。

御祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命
例祭日 七月十四日
由緒
元禄十五年の社堂縁記に寛文八年の創立とあり、更に、安政二年の神社微細調社司由緒書上帳によると、「萢やつ中なか村(現在の浜の町の一部)熊野宮一宇、右者寛文八年九月、佐々木吉右ェ門、及び村中にて建立。然も建立の故は不明」とある。
明治四十四年九月八日、神饌幣帛料供進の指定。
昭和二十一年四月八日、法人令に依る宗教法人となる。
昭和二十四年七月八日、国有境内地の無償譲与を受ける。
境内末社として、旧鳥ちょう町じょう産土の加茂神社、旧槌つち子こ町よりの天満宮、浜の町よりの稲荷神社が移されてある。
青森県神社庁公式サイトより。

熊野宮祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命・事解男命・速玉男命
本社は今より三百四拾年前寛文八年の創立で、元禄十五年の社堂縁起にも明記する処なり。元来萢中の産土神なれど明治の初め元鳥町産土神加茂神社と合祀せしのみならず、鎮座地は鳥町字戸草百三六番地及別二畝二十八歩の官有地なり。
文書表は鳥町村社とせり。氏子は当時浜ノ町が多く鳥町萢中合せて百五十五戸である。
萢中村熊野宮は寛文八年九月佐々木七左ェ門並村中に建立御供米並祠堂田畑など。
本社板葺三尺四面惣廻り柵あり拝殿は板葺東西二間南北三間御神殿萱葺、東西二間南北三間又、上堂社拝殿御神楽殿を作りなほす事浜ノ町より話しが出、再建致し時棟札六枚あり正徳六年、享保十一年、寛保元年、明和三年、寛政七年、文政四年の六回建替が行なわれ、国家安穏産土安全を祈り
境内南表口拾六間、北表口六間、東裏行十二間、西裏行十五間これが本社の社地である。
拝殿は間口五間奥行三間三方縁トタン葺奥殿三尺七寸
三尺三方縁前庇付トタン葺古殿修理し現存す。拝殿は大正十一年五月十四日落成したものである。
境内由緒書より。原文はこちら。

参道入り口と社号標

金属製の注連縄

参道

境内

愛嬌の有る一対ですが、この子達は本当の兄弟なのでしょうか。拡大写真はこちら。

(明治45年(1912)5月14日建立)

拝殿

本殿

本殿玉垣内にも狛犬は居たのですが。撮り忘れたようです。残念!

天満宮

猿田彦神社 稲荷大明神

不明の末社

月夜見尊・庚申塚・庚申塔等