椿神社

東津軽郡平内町東田沢横峰1 (平成24年7月29日)

東経140度54分32.96秒、北緯41度00分10.01秒に鎮座。

この神社は、陸奥湾に突き出た夏泊半島の北端近く、椿山海水浴場近くに鎮座しております。

御祭神 猿田彦大神・天鈿女命

由緒
文治(1185)の初め椿山にまつわる伝説の祠があった。 天正年間(1573〜91)には椿崎大明神と称した。明暦(1655〜57)年中より椿大明神を祀る。 創立は元禄11年(1698)4月3日椿宮女人を神霊として建立した。安永2年(1773)椿神社と改称し、明治6年(1873)村社と列せられ、猿田彦大~を祀る。
昭和26年(1951)境内地(官有地)が大蔵大臣名をもって無償譲与があり、しょうわ27年(1952)12月2日宗教法人設立登記する。・・・・・・・
境内由緒書き より。

由緒書きの椿山にまつわる伝説とは
【その昔、越前商人の横峰嘉平という人が、交易に来て、村の娘・玉と契り、末は夫婦になろうと誓い合った。嘉平は商用で一時国へ帰らなければならなくなり、お玉は「京の女がつけている椿の油が欲しい、今度来る時はその実を持ってきてください。絞って塗りたい」と名残りを惜しみ泣いて別れた。お玉は、嘉平を待ち続けたが、約束の年になっても船は来なかった。待ち焦がれたお玉は、嘉平を深く恨んで海に入って死んでしまった。村の人々は泣き悲しみ、海が見えるこの地にお玉の墓をつくって埋めた。三年を経た次の年、嘉平は約束の椿の実を持って来たが、お玉の死を村人から聞いた嘉平は、倒れんばかりに嘆き悲しみ、せめて慰みにと椿の実をお玉の墓のまわりに埋めてやった。それが芽を出し、年々繁殖し、椿が山を覆うようになり、今日の椿山になったという。】
地図には椿自生北限地帯とあります。

参道入口

二の鳥居

参道

岡崎型狛犬

(昭和46年(1971)5月3日建立)

拝殿

狛犬と象

拝殿内部

本殿覆屋


蒼前神社