新羅神社

八戸市長者一丁目(平成14年8月25日)

 この神社は八戸市南部の小高い長者山の上に鎮座し、八戸三社大祭でその期間中神輿が納められている由緒ある神社です。
 新羅(しんら)という名称は、南部藩主開祖の先祖とされる新羅三郎義光を祀るからだといわれています。創建当初は虚空蔵堂という寺でしたが、明治の廃仏毀釈で神社になったもののようです。
 源義経にも関連した伝説があり、義経の家臣板橋長治が、義経が落ちのびて隠れられるように山に木を植え、柴を回してみだりに人が入らないようにして隠れ家を作り、その「長治山」が転じて「長者山」という名前になったのだといわれています。今はもう周囲は住宅地になってしまいましたが、この神社のある長者山の一帯だけは未だにうっそうとした杉林が残されています。

靖国鳥居と参道

この型の狛犬は福島で良く見かけました(江戸タイプ)

拝殿

本殿

境内の片隅に包丁塚が有りました。