八幡宮

五所川原市沖飯詰字帯刀49(平成21年7月19日)

東経140度27分42.49秒、北緯40度49分59.41秒に鎮座。

 この神社は沖飯詰小学校の東約400mに鎮座しています。入口には鳩が上に乗った社号標が建ち、赤鬼さんの乗る朱の鳥居などを潜り境内にはいると、奥にコンクリート造りの拝殿が建っています。この日は祭礼の準備で氏子さん達が集合していらっしゃいました。本殿左に聳える御神木が大きく立派でした。

 御祭神:誉田別尊
 祭礼日:八月十四日
 由緒:創建年号は不詳である。
 明治六年四月村社に列せられる。
(青森県神社庁公式サイトより)

岩木七神社の一つ
 青森県の岩木山周辺にある「七神社」これは坂上田村麻呂による創建と伝えられる。その七神社を結ぶと、巨大な北斗七星が現れる。そして、その中に、さらに北斗七星が隠されているという。
 平将門は中央である京都に異を唱え、地方の関東に独立の国を作ろうとした人物であるが、江戸幕府も平将門を武士の守護神として祀り、同時に、祟らぬように鎮めたのである。 津軽為信は南部藩に異を唱え津軽の地の独立を勝ち取ったという平将門との共通点があるように思われる。さらに、平将門伝説と北斗七星とかかわる妙見菩薩とは深い結び付きがある。将門には七人の影武者がいて護っていたとされ、それが北斗七星の化身であったと言われる。初代為信の野心を思えば、津軽の土地におおきな北斗七星を象徴する神社があり、弘前市内にも北斗七星を象徴する寺や神社の並び方があるのは当然なのかも知れない。想像を逞しくすればこれも沼田面松斎のアイデアと思われる。

社頭
社号標
鳩が上に乗り「村社 八幡宮」
の文字が見えます。
二の両部鳥居にいる赤鬼さん
二の両部鳥居
参道の様子 境内入口に立つ三の鳥居
境内の様子
拝殿前、明治25年生まれの狛犬
出雲丹後に似たこの狛犬はこの地域に何対か見られます。本場の狛犬より穏やかな顔つきで胴が短いような感じです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治25年(1892)建立)
御神馬像
拝殿
拝殿向拝下彫刻
拝殿内の様子
流造りの本殿
御神木 境内に咲く紫陽花