保食神社

青森市鶴ヶ坂 (平成21年7月20日)

東経140度37分59.97秒、北緯40度46分56.58秒に鎮座。

この神社は、奥羽本線・鶴ヶ坂駅の南西1km程の辺り、247号線に面して、入り口があります。そこから、奥羽本線を越え、小川を渡っての参拝となります。

津軽坂の牧(保食(うけもち)神社)
 津軽藩は、寛永十五年(1638)南部領倉内村の牧司、倉内兵部の弟図書を知行三百石で招き、津軽坂に牧場を造りその経営に当たらせた。
 牧場の規模は、東西二里、南北三里、下付された馬は、牝馬十五頭、牡馬一頭であった。
 また、村に惣染堂(馬頭観音)を一宇建立して馬の守護神にした。寛文十一年、藩主信義に良馬一頭を献納したことから、藩主の御染書が奉納されご神体として祭られるようになった。以後、惣染宮と改められ歴代藩主の崇拝の宮として、明治二年まで年々金一両二分を祭事費として藩から下賜された由緒のある宮であった。
 天保十年(1839)、藩の財政事情から牧場は閉ざされたが、二百余年間、津軽五牧の一つに数えられ馬の改良、繁殖、調教等に当たった。
 明治四年、惣染宮が一時廃止され、明治六年村社「保食神社」として継承された。
境内由緒書より。原文はこちら。

津軽坂が鶴ヶ坂と変化したのでしょうか。由緒ある神社で、静かな雰囲気をたたえています。

247号線より見る神社全景

列車は急に止まれません・・・・と注意書きがありますが、我々も急に言われても止められません。皆さんも自己責任で渡りましょう。しかし、電車が二万Vもあるとは知りませんでした。

参道

一の鳥居と社号標

二の鳥居

拝殿

良い面構えの狛犬です。拡大写真はこちら。

石工 倉嶌雄次郎 (明治34年(1901)7月21日建立)

神馬

向拝下の龍と木鼻の狛犬

本殿