奇稲田姫神社

青森市浪岡銀 (平成21年7月23日)

東経140度33分56.90秒、北緯40度41分56.80秒に鎮座。

この神社は、奥羽本線・浪岡駅の南西2km程の辺り、浪岡銀(なみおかしろがね)と云う不思議な地名の所に鎮座しております。

有名な素戔嗚尊の八岐大蛇退治に登場する女神。『古事記』では櫛名田比売。奇稲田姫は『日本書紀』の表記。
出雲の斐伊川の川上に住み,八岐大蛇に食われるところを素戔嗚尊に救われ、同神と結婚する。子孫(子供とする伝承もある)に大国主命が生まれる。奇稲田姫とは、名称からして「稲の実る田」を象徴した女神で、一方怪物として表現されている八岐大蛇は、本来は水神である。この神話のもともとは、田に水が適当に引かれて豊かな実りが実現することを表す、水神と稲田の神が結婚する話であり、それが、水は時に洪水となって水田を破壊したりすることから、結婚しにやってくるというのが女神を食いにくる話に変化したらしい。
神田典城『日本神話論考』より。

神社入り口と社号標

二と三の鳥居

拝殿

拝殿前、大正の狛犬。拡大写真はこちら。

(大正7年(1918)10月17日建立)

本殿

本殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

末社

馬頭観音

二十三夜塚・金毘羅山

猿田彦大神・庚申塔・青面金剛童子