愛宕神社

湯沢市愛宕山13(平成22年8月19日)

東経140度29分52.05秒、北緯39度8分48.17秒に鎮座。

 この神社は湯沢駅の南南東約1.7km、湯沢高校の南の愛宕山に鎮座しています。
 愛宕公園にも隣接した神社には、北、西、南の三本の参道がありますが、私達は社務所のある北参道から参拝しました。入口は昭和10年生まれの秋田狛犬に護られ、西参道との合流地点までは約80m程石段が続きます。途中にも狛犬や境内社が祀られ、合流地点にも同じく狛犬と鳥居。この鳥居には珍しく額の代わりに龍の彫刻が造られています。
 そこから参道は左に曲がりますが、石段の上・境内入り口には横に広い割拝殿風の神門と思しき建物が建っています。参拝を終えてそこから眺めた木々の間に見える湯沢市街地は、夕日に映えとても幽玄な感じがして素晴らしかったですよ。
 境内に入ると、右手には神池、左にはご神木の根元から御神水が湧き出ているのですが、この水は何処から湧いているのかとても不思議な光景でした。又、拝殿にも本殿にも彫刻が施され、社殿を拝見するのも楽しみな神社です。
 この日最後に参拝させていただいた神社ですが、涼やかな風と、綺麗に手入れされた境内や社地、鎮守の杜の自然のヒーリングに、心も体も満たされた一日となりました。

 御祭神:火産霊大神
 祭礼日:2月24日・初祭典、8月24日(但し、大名行列の関係上8月第4日曜日に執行)、特殊神事:神輿渡御祭、大名行列
 境内社:山神社
 由緒:延歴20年(802)征夷大将軍坂上田村麻呂、蝦夷平定の際に勧請したと伝えられる。
 大同2年郷民によって祠殿を再建し一郷の鎮守社とした。
 慶長7年佐竹氏常陸国より移封の後、湯沢城代佐竹義種公神殿を再建し、社領50石を寄進し、佐竹家家紋の神輿、神器を奉納されたと伝う。
 明治30年県社に列す。昭和8年本殿及び幣殿を新築す。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)

社号標
「懸社愛宕神社」
社頭
参道入口にいる昭和10年生まれの秋田狛犬
昭和の初めの時代でもこのような秋田っぽい狛犬が造られていたんですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和10年(1935)5月1日建立)
参道入口に立つ台輪鳥居
神橋
石段参道の様子
参道左に聳えるご神木
参道途中にいる建立年代不明の玉持ち招魂社系狛犬
参道途中左に祀られる境内社:太子神社
石段参道の様子
西参道からの合流地点にいる昭和54年生まれの狛犬
潰れ顔で逞しく、若々しい感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和54年(1979)8月26日建立)
西参道からの合流地点に立つ二の台輪鳥居
この鳥居には額の代わりに龍の彫刻が造られています。
境内への最後の登りとなる石段参道
境内入り口に立つ割拝殿風の神門?
境内入り口
境内側から見た割拝殿風の神門?
涼しい風の通り抜ける中、一休みしながらここから眺める湯沢の町並みは、最高でした。
境内の様子
ご神木の根元から湧き出でる御神水
この水は何処から湧いているのかとても不思議な光景でした。
磐座? 神池
拝殿前、建立年代不明の可愛い玉乗り狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
本殿
拝殿・本殿彫刻類の拡大写真はこちらで
鎮守の杜の様子