土澤山神社

湯沢市山田北土沢73 (令和7年7月26日)

東経140度27分50.99秒、北緯39度07分51.78秒に鎮座。

この神社は、JR奥羽本線・上湯沢駅の西1.7km程の辺り、北土沢の街外れに鎮座しております。

御祭神 不明

由緒
湯沢市山田字北土沢にはかつて、安養寺という寺があった。その本尊だったと伝えられるのが、約4.5mの十一面自在観音立像、材は桂である。平安時代後期に慈覚大師によって作られた。現在は地域の土澤山神社に安置されており、「タニシ観音」として、地域住民に崇敬されている。昭和31年、県有形文化財に指定されている。
地域に残る伝説によると、天正16年(1588)、最上氏の侵略があって土澤山神社の社殿、鐘楼が灰じんに帰したが、不思議なことに観音像だけは数万とも知れぬタニシに守られて現在の姿を残している。
その後、村人はその観音像を「タニシ観音」と呼ぶようになった。また、観音像を守ったタニシを大切にし、村ではタニシを取ったり食べたりすることを禁じた。
地域では、伝説とともに観音像を救ったタニシへの信仰心は今も息づいている。
境内由緒書き より。

神社遠景

神社入口

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和12年(1937)旧7月10日建立)

拝殿

拝殿内部

本殿とタニシ観音


境内社

タニシの住む池か?

蓮の花

御神木