神明社

由利本荘市赤田蓮池124・149(平成22年8月17日)

東経140度6分15.76秒、北緯39度25分15.04秒に鎮座。

　この神社は羽越本線・羽後岩谷駅の南南東約2.4ｋｍに鎮座しています。道路が二股に分かれる分岐に「郷社神明社」の社号標が立つ入口があり、社殿の建つ境内までは凡そ100ｍ程の参道が続きます。その間参道脇には杉並木が続き、境内手前には児童遊具が設えてあります。境内へ上がる石段参道途中には大正11年生まれの滋賀型狛犬が居て、歯を剥き出して威嚇の姿勢をとっていました。境内には大きな入母屋造りの拝殿、幣殿、本殿は覆い屋内に建立されています。

　御祭神：天照大御神、須佐男命、品陀和気命
　祭礼日：8月21日
　由緒：創立年月日不詳なれど応永年間より大日堂、神明宮、神明社と変り、産土神、伊勢神宮遥拝所として崇拝して来た。
　宝暦年間より亀田領主岩城候代に崇敬し、天明5年5月10日両部神道時代京都三宝院醍醐門主より綸旨を受領。文化10年11月領主岩城伊予守隆恕公より祭祀料米15石永年供進。文化11年1月8日領主直筆神社号の額面寄納。文化12年8月領主の発願を以て伊勢大神宮より分霊として御神木を奉納。文政8年11月更に社料として米5石4斗追加永年供進。
　明治8年11月村社に列する。此の時南内越村山田地区氏子区域となる。明治43年3月より、大正7年2月19日に至る迄、村社一社無格社九社を合祀。
　社殿天和3年8月、安永7年8月、大正2年8月12日、本殿幣殿拝殿改築、昭和45年10月1日拝殿屋根瓦に改造。
　大正3年8年石造鳥居、大正3年9月社務所新築。
　大正14年1月9日郷社に列格。
　昭和2年旧藩主従四位子爵岩城隆徳公正式参拝す。
　昭和20年4社分離する。
（「秋田県神社庁公式サイト」より）

社頭
神社入り口
社号標 「郷社神明社」	入口石段参道上に立つ靖国鳥居
参道と境内遠景
遠景へと続く石段参道

石段参道途中にいる大正11年生まれの滋賀型狛犬 鬣や尾の渦巻きが派手目で、歯を剥き出して威嚇の姿勢をとっています。 狛犬の拡大写真はこちらで
(大正11年(1922)8月建立)

境内入り口
拝殿
拝殿に掛かる額
拝殿目貫彫刻・波
拝殿木鼻・狛犬
拝殿内の様子
本殿覆い屋