切通稲荷神社
由利本荘市長坂三獄前(平成22年8月17日)
東経140度12分7.58秒、北緯39度27分2.21秒に鎮座。
この神社は由利本荘市の北東、秋田市に近い長坂地域を流れる芋川の北に鎮座しています。道路脇に参道の入口があり、社号標と鳥居が立っています。そこから境内までは石段と坂道の参道で、約100m程気持ちの良い豊かな森の中を登ります。境内の入口から社殿は横向きに見え、いったん右に進んで境内中央に立つ鳥居から正面に見える社殿に参拝します。社殿前には出雲丹後狛犬と可愛い狐さんがいて、神社をお守りしています。明治17年に再建された社殿は千鳥破風・唐破風付きの豪華な造りで、向拝下に精緻で見事な力士さんや縁起物の彫刻が施されています。
御祭神:宇迦之御魂大神
祭礼日:3月第2日曜日
境内社:3社
由緒:慶長5年(1600)京都伏見稲荷の分神を伊藤氏が加賀より移住の際伝えたのが始まりとされています。五穀豊穣、商売繁盛の神様としても周辺住民から広く信仰されています。現在の社殿は明治17年に再建されたものです。
又、天明年間から始まったと云われる長坂梵天祭は旧暦2月の初午(現在は、3月第2日曜日に開催)に、五穀豊穣・商売繁盛・交通安全などを祈願し、梵天奉納が行われます。長坂梵天祭は先陣をみんなで争う為、「喧嘩稲荷」とも言われ奉納の際の押し合いは壮観だそうです。由利本荘市無形民俗文化財に指定されています。
(「秋田フィールドワーク」より)
神社入り口 |
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社号標 |
入り口に立つ台輪鳥居 |
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鳥居後ろに控える昭和61年生まれの神使い・お狐様 |
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(昭和61年(1986)旧6月10日建立) |
鳥居を潜ると参道は階段となり、豊かな森の中に立つ、二の鳥居、三の鳥居を過ぎると境内入り口に行き着きます。 |
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境内入り口に立つ四の鳥居 |
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境内に立つ五の鳥居 |
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社殿前、建立年代不明の神使い・お狐様 |
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市指定文化財・千鳥破風・唐破風付きの明治17年に再建された豪華な社殿 |
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向拝下に精緻で見事な縁起物の彫刻が施されています。特にここの力士さんは水引虹梁の上で社殿を支えているのが珍しいですね。
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