神明社

横手市神明町7-2(平成22年8月20日)

東経140度34分17.36秒、北緯39度18分19.78秒に鎮座。

 この神社は横手駅の東南東約900mに鎮座しています。周囲は完璧な市街地ですが、結構杜は残されています。道路に面して石垣が組まれ、石段を上がって神明鳥居を潜ると左手は駐車場に、右側には杜があり、気持ちの良い参道歩きができます。参道正面には大きな神明造りの拝殿、本殿が建立され、境内周囲には境内社や石碑が点在しています。

 御祭神:天照皇大神
 祭礼日:不明
 境内社:古峯神社、横手澤神社、三吉神社、稲荷神社他
 由緒:横手市の中心から旧羽州街道沿いにあります。当時は、前郷集落と横手城下の境だったそうですが、江戸時代の紀行家 菅江真澄もここ訪れ、「月の出羽路」で町屋が前郷集落まで続いていた様子を伝えています。
 創建は享保元年(1716)で現在地には明治13年に遷座しています。特に横手市の商人達の信仰が篤く境内には石灯籠など多くの寄進があり、多くの神社と合祀した為、小祠が軒を連ねています。
 社宝の「銅錫杖頭」は国指定重要文化財となっています。
(「秋田フィールドワーク」より)

社頭
社号標 入口に立つ神明鳥居
参道・境内の様子
参道途中、植え込みの陰にいる大正5年生まれの狛犬
この潰れた顔つきは秋田特有のものですが、長いストレートの鬣や尾の感じ、大きな宝珠を持っている所など、前回廻った所には無い特徴を持っています。宝珠と親の足に挟まれて動けない感じの子狛がとても可愛いです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正5年(1916)5月24日建立)
拝殿
本殿
境内社
境内社 境内社:古峯神社、横手澤神社
境内社:三吉神社 境内社:稲荷神社
稲荷神社の神使い・お狐様
(明治41年(1908)初午建立)
御輿殿 参集殿
境内社 境内社
境内社 二十三夜塔
千子供養塔 愛染明王
天照皇大神 神農
二十六夜塔 大黒様
石仏 三吉大神?