楢館(ならだて)神社

仙北市角館町下延段添6 (平成26年6月6日)

東経140度32分18.26秒、北緯39度33分38.79秒に鎮座。

この神社は、JR田沢湖線・羽後長野駅の北2.5km程の辺り、下延集落の中程の交差点より結構長い参道を山よりに入った杜の中に鎮座しております。

御祭神 保食大神・大物主神・稲倉魂神・息長足姫神・大山祇神・大雷神・大年神・猿田彦神・誉田別神

由緒
社記によれば神社は昔、山の上にあって寛治年間に陸奥出羽押領使、藤原清衡の孫、楢館出羽守藤原俊衡がこの地に城を構え、城内に千手観音を安置して守護神として祀ったのが始まりである。
その後小野寺重道の孫、中宮介輝光が遂に仙北の地を統一するが、その旗下の楢館武俊が豊臣秀吉の朝鮮征伐に勲功があり、下秋田郡に転封され、浅井下野守物部敏一が城主となる。
その後城内の祠を今の地に遷したという。
その祠の下を通る者、往々落馬の災難があり、村民は神威を恐れて産土神として祀った。
浅井氏移封後、祠や社地は荒れ、村民相謀り文化4年2月3日社殿改築するも、此の日台風にあい社殿俄かに倒れるが、神意の致す所と村民再築せるも、明治4年12月8日社殿及び什宝焼失す。翌5年9月新築したのが現在の社殿である。
明治6年3月村社に指定される。明治43年3月5日稲荷神社外11社を合併す。大正2年8月6日神饌幣帛料供進神社に指定せらる。
秋田県神社庁公式サイト より。

参道入口

参道

拝殿

拝殿内部

本殿覆屋


稲荷神社

神厩舎