男鹿市船川港女川(平成18年7月24日)
この神社は船川港女川地区の船川灯台のすぐ北、旧道沿いに鎮座しています。
玉垣も囲いも何もなく、道路から丸見えの開放的な神社です。入口を狛犬が護り、その後ろに両部鳥居が建っています。社殿はお寺のような造りで、落ち着いた朱色の屋根や白壁の対比が鎮守の杜の緑と良く映えていました。
案内が無く創建由緒はわかりませんが、社名から秋田を代表する霊峰・太平山をご神体とする、太平山三吉神社からの分霊勧請と思われます。とすると御祭神は大己貴大神、少彦名大神、三吉霊神でしょうか。
神社入口 | 社殿 |
年代不明の狛犬ですが、奉納者も、石工名も全て名のみですので、江戸時代の建立と思われます。 逞しい体つきで鬣や尾に他の秋田狛犬とは異なる特徴がありますが、 阿吽共に鼻先が欠損し、可愛い顔つきになっています。 |
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(石工・同兵衛) | |
ここの木鼻は漁師町らしく波に魚が彫ってあります。 | |