八幡神社

男鹿市船川港比詰(平成18年7月24日)

 この神社はJR男鹿線・羽立駅の北東約500mに鎮座しています。大きな杜に守られた清々しい神社で、近隣の方にも親しまれているのでしょう、参道左には社地を転用したゲートボール場があり、この日も老婦人が3人、プレイに勤しんでいらっしゃいました。
 縁起には、「御祭神は誉田別命(八幡宮主祭神)、天照皇大神(神明社合祀)、上筒男命(住吉神社合祀)。
 天正年間(1590年頃)脇本城主、安東太郎実季(後の出羽国司秋田城之介実季)の戦勝祈願社として脇本城跡西方羽立八幡崎に建立されましたが、度重なる火災等により、江戸中期頃、現在地に移転再建されました。その後、昭和7年8月羽立集落の大火で神社が類焼、同9年再建されました。現在は、比詰、田中、羽立駅前地区氏子により維持運営されており、「家内安全」「交通安全」「五穀豊穣」「商売繁盛」「健康祈願」の神社として、人々の崇拝信仰をあつめております。」とあります。 

神社入口 社号標
安政2年(1855)生まれ、猫科のギザギザ歯狛犬。
始めてこの狛犬を見たとき『何か変!!』だと思いましたが、
鼻のすぐ下で口蓋が割れているせいでした。
後ろ足の臑毛が絞り出し生クリームのようで面白くできています。
(安政2年(1855)建立)
境内入口の年代不明狛犬。
年代不明とは云っても願主が全て名のみの記載なので、江戸時代の建立と思われます。
太めで、顎髭を左右真ん中分けにしているこの姿は、滝川神田の熊野神社の狛犬とそっくりです。
拝殿 本殿
挙鼻の躍動感溢れる龍 太平山、金毘羅、象頭山碑