元稲田(げんどうだ)神社

雄勝郡羽後町杉宮元稲田201 (平成28年8月20日)

東経140度25分38.54秒、北緯39度11分44.55秒に鎮座。

この神社は、羽後町役場の東1km程の辺り、元稲田の街中に鎮座しております。

御祭神 豊受比売命

由緒
開創の年代は明らかではないが、慶長4年奉納の経机(県重文)が残っており、正徳5年「正一位稲荷大明神」の官位を受領した記録がある。「雪の出羽路」に『元稲田稲荷ノ社、本殿(註三輪神社)の西二丁斗に稲荷ノ社あり、昔は野ノ宮といひし、近き世元稲田小河寺ともはらここをいへり、正徳五年七月二十二日授正一位たまふ御ン神也。つかはしめの神狐(とうめ)をあぐりといふ女狐也、そは女子のみあまた生て女子に飽といふ詞せ…』…と記されている。
現在の社殿は、文化13年願主柳田村文太郎、前郷村佐藤太三郎の建立。
秋田県神社庁公式サイト より。

由緒
この神社は三輪神社の末社として境内にあったが、延宝8年(1680)西のいなり明神再興と古文書にあるので、それ以前に現在地に遷されたものと思われます。
正徳5年(1715)「正一位稲荷大明神」の官位を受領しました。
御祭神は豊受姫命ですが通称「あぐりこ」さんと言われ五穀豊穣、商売繁昌、家門繁栄、諸願成就、交通安全、安産、男の子さずかりの神として県内は勿論、遠く県外からも極めて篤い崇敬なる信仰を受けております。
徳政夜話、その他の文書によると、安具理子という神狐(とうめ)の霊妙あらたかな御利益によるものと言い伝えられております。
現在の社殿は文政13年(1830)、前吉祥院72世快恭が大願主となり建立したと棟札に書かれてあります。
境内由緒書き より。

参道入口

鳥居

参道左右の狐

拝殿

拝殿前の狐

向拝の龍と木鼻の狛犬と莫

拝殿内部

本殿覆屋


末社

石祠