金刀比羅宮

能代市戸草沢(平成18年7月25日)

 この神社はJR奥羽本線・鶴形駅から東に向かい、奥羽本線の踏切を渡り国道7号線の下を通り、川に沿って進むと、右手に鎮座しています。といっても境内は山道を10分くらい歩かないと行き着けません。
 案内によると、ここは秋田三十景に選ばれている景勝地のようです。御祭神は大物主神です。祭日は毎月10日、御神徳として五穀豊穣・殖産興業・大漁満足・海上守護の神としてとりわけ招福除災の霊験あらたかであると記されています。小林家という個人所有の神社のようで、十三代当主・小林七右衛門正舜さんが讃岐国象頭山に鎮座する金刀比羅宮より、満願成就に達したので霊札を拝領して御神体とし、文久3年(1863)に社殿を完成させました。現在は十七代当主が管理されているようです。
 行くのは大変ですが、小さな沼にかけられている赤い橋を渡るのも風情がありますし、山中の雰囲気といい、社殿の彫刻の素晴らしさといい、疲れも吹き飛び、癒される神社です。

神社入口 神橋
参道の様子 最後は階段登りです
社殿
挙鼻には麒麟、頭貫には龍の見事な彫刻が施されています
木鼻も龍でした