霧山天神宮

能代市桧山字霧山下3(平成18年7月25日)

 この神社は桧山城山麓・霧山下にあった愛宕堂の跡地に鎮座しています。道路から青苔のついた石段を百段もあがって境内に行き着きます。もとは多賀谷氏の居館にありましたが、昭和27年に現在地に遷座しました。
 御祭神は菅原道真公。社伝によると、御神体は菅公自ら鏡に向かって描いた自画像と伝えられ、木の葉天神、鏡天神、多賀谷天神とも称します。桧山城主多賀谷氏代々の守護神として奉祀されましたが、明治以降、この御神体・社宝は転々とし、昭和23年にやっと奉還され地域の氏神となりました。この間数々の奇怪な出来事があり、霊験あらたかな神、学問の神と慕われ、昭和27年、もと愛宕神社跡地に社殿を建築し、社名を霧山天神宮と改称しました。

社号標 神社入口
参道は全て階段でした。その脇には参拝者の疲れを癒すように山百合の芳香が漂っていました。
そろそろ階段も最終段階に入ったようです 境内の様子
拝殿 橋の間、本殿
境内社