浅内神社

能代市浅内字上ノ山7(平成18年7月25日)

 この神社は秋田自動車道・能代南ICを出ると、500m程北の浅内小学校近くに鎮座しています。東京ではもう季節外れとなった紫陽花が咲き誇る参道はとても綺麗で、境内も社殿も手入れの行き届いた、とても気持ちの良い神社でした。また前日まで見てきた秋田市周辺の狛犬とは違うタイプの狛犬も居て、2倍も3倍も嬉しくなりました。
 只、由緒書きが無く、また社名が地域名なので、御祭神も分かりませんでした。
 能代市浅内地区の浅内、中浅内、寒川、黒岡の4地区には、今も大晦日・12月31日に、国の重要民俗文化財指定の「ナゴメハギ」という、「男鹿のナマハゲ」と同様の伝統行事が残っており、夕方、浅内神社でお祓いをうけた8人の若者が面をつけ、鈴・拍子木・刀を持ち、脚絆、腕まき、藁箕をつけ、二組に分かれて「ウォー ウォー 泣ぐわらしいねがー」と叫びながら、家々を廻っています。「ナゴメハギ」のお面は番楽面、木製鬼面などですが、鬼そのものではないのだそうです。

神社入口 7月も末というのに未だ綺麗に咲き誇る紫陽花の花。
家の紫陽花の花は1ヶ月以上前に咲き終わったというのに…。
境内入口の明治20年生まれの狛犬。
小さくて頭が大きくて奥眼の、可愛い狛犬です。特に横顔が良いですね。
(明治20年4月吉日建立)
防寒のためでしょうか、
二重のガラス戸が取り付けられている拝殿
しっかりした流造の本殿
境内社・唐松社 境内社
境内社 境内から振り返った入口、まるで紫陽花ロードです。