金浦山神社

にかほ市金浦木ノ浦山18(平成22年8月17日)

東経139度55分23.68秒、北緯39度15分30.49秒に鎮座。

 この神社は勢至公園や観音潟と290号線を挟んで西側に鎮座しています。入口左には金浦町芸能会館と駐車場があり、社号標を右に見て鳥居を潜ると、参道両脇には出雲丹後狛犬が目を光られています。御井神碑と御井戸を通り過ぎ、境内に上がると万延元年生まれの秋田狛犬の奥に「金浦三十三観音」巡拝入口があり、石段を上がった林の中に観音様が祀られています。
 境内正面には入母屋造りの赤壁の拝殿が建ち、奥に本殿覆い屋が建立されています。

 御祭神:天照皇大神、天之宇豆売神
 祭礼日:5月15日
 由緒:建立不詳といえども木ノ浦中山村長倉森に鎮座し中山観音と称す。
 長倉森は中山村の持分であって永禄3年3月三崎山より野火起り、未申の大風昼夜3日吹き焼けている。この時吹き返しの大風強く、社殿焼失し御影大沼に沈み、その後御影盗難に合い、弘化4年8月23日男鹿畑村の法山より、爾天井、天民師の厚志により、氏子半助の手続きで帰山する。文化3年六郷兵庫守社殿を再建し今日に至る。
 明治43年12月13日字金浦村社神明社合併、明治44年5月18日字下林菅原神社合併、明治45年3月14日字飛ヶ崎塩竃神社合併、同年字赤石砂田羽宇志別神社合併、明治40年1月10日神饌幣帛料供進神社に指定される。
 大正3年10月7日社殿改築許可。
 昭和21年4月菅原神社塩竃神社羽宇志別神社各社分社。昭和23年日吉神社分社。
 昭和21年8月金浦山神社百年祭執行。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)

社頭
神社入り口に建つ一の台輪鳥居と社号標
参道の様子
参道途中にいる昭和18年生まれの出雲丹後狛犬
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(昭和18年(1943)5月15日建立)
二の台輪鳥居
御井神碑と御井戸
参道脇の石仏
石段参道
境内入り口と境内の様子
境内入り口に居る万延元年生まれの秋田狛犬
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(万延元年(1860)庚申7月吉日建立)
拝殿
拝殿目貫彫刻
木鼻
拝殿両脇から出ている象型斗きょう
本殿
御輿殿 御旅所?
「金浦三十三観音」巡拝入口と観音様
石仏