八幡神社

にかほ市平沢上町4(平成22年8月17日)

東経139度57分42.89秒、北緯39度17分17.29秒に鎮座。

 この神社は仁賀保駅の北西約600m、仁賀保漁港南の高台に鎮座しています。
 豊かな鎮守の森の中央に朱色の両部鳥居が建立され、石段を上がると境内となります。境内中央に磐座らしき大きな磐が二個ド〜ンと置かれ、千鳥破風唐破風付き屋根で向拝下に精緻な彫刻が施されている豪華な拝殿軒下に、素敵な狛犬が居ます。本殿は覆い屋内で全く拝見することができませんでした。境内周囲には境内社も数社祀られています。
 その他境内からは、にかほ市街地の町並みと仁賀保漁港、日本海が望め、このところどんよりとした海しか見ていなかった所為か、抜けるようなコバルトブルーの海の色に感激ひとしおでした。

 御祭神:誉陀別命、息長足姫命、玉依姫命
 祭礼日:5月15日
 境内社:神明社、保食神社、古峯神社、大平山三吉神社
 由緒:当八幡神社は、創立年代不詳と言えども、延暦年間平沢村に、既に鎮座す。
 応仁元丁亥年9月仁賀保氏の祖、大井伯耆守友挙足利将軍の命を奉じ、その家元来源家なので、仁賀保平沢村に八幡神社のあることを知り、これを崇敬して来た。
 その後、領主山形豊前守楯岡満茂、松田山に勧請し、元和5年再建す。
 特に仁賀保兵庫頭挙誠の崇敬夙に篤く、領民の信仰兪々深く現今に至る。
 明治21年現今の幣殿、拝殿再建。
 昭和43年秋田県神社庁教化指定神社となる。
 昭和61年社殿屋根瓦葺替。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)

社頭
入口に立つ両部鳥居 社号標
「村社八幡神社」
石段の参道
境内入り口
境内の様子
境内中央にド〜ンと置かれている磐座?
拝殿
拝殿目貫彫刻
拝殿木鼻・狛犬、象
拝殿屋根下にいる狛犬
造りが丁寧で、どっしりと落ち着いた、貫禄が感じられる良い狛犬です。今回の旅の中では夫のお気に入りとなりました。
狛犬の拡大写真はこちらで
本殿覆い屋
境内社 境内社
境内社:古峯神社
境内社:保食神社
保食神社脇にいる一体だけの陶器製狛犬
とっても面白い狛犬なので、阿も残っていたら…と思うと残念です。
境内から見える、にかほ市街地の町並みと仁賀保漁港、日本海