神明社

潟上市飯田川飯塚字中山17(平成18年7月26日)

 この神社は奥羽本線・羽後飯塚駅の南東約900m、104号線に面して鎮座しています。
 ここには国の重要文化財に指定されている観音堂があり、近世初頭から中期にかけての建築技術の系統を探る上で、貴重な指標を提示しており、県内外に有名なようです。この観音堂は室町末期に八郎潟東岸で建立され、後に現在地に移転したと伝えられています。現在の観音堂は、享保19年(1734)の銘がある棟札によって江戸中期に再建されたものであると考えられています。昭和5年にこの観音堂の屋根裏から「白狐のミイラ」が発見され、堂内に祀られているそうです。
 と、観音堂の情報は数多ありますが、肝心の神明社については創建時期も由緒も何もわかりません。御祭神が天照皇大神ということだけは確かでしょう。

 

社号標 神社入口
太平山碑 階段上の二の鳥居
その上の三の鳥居 境内社二社
拝殿 神明造り本殿
境内の様子
重要文化財の神明社観音堂
「享保19年(1734)に建立。総ケヤキの一間社入母屋造、
こけら葺平入りで唐破風の向拝を付けている。
随所に独特のみごとな彫刻が施され、鎌倉時代の建築様式を伝える。」
(「文化庁 市教育委員会」案内より)
神楽殿 時刻は午後6時を過ぎ、ここが
今日最後の神社となりました。
さすがに疲れましたが、
私の大好きな百合の芳香が
今日一日の疲れを癒して
くれるかのように漂っていました。