大仙市北楢岡53(平成22年8月18日)
東経140度24分14.8秒、北緯39度29分51.37秒に鎮座。
この神社は13号線沿いに鎮座しています。13号線沿いには住宅が建て込んでいるのですが、この社の鎮守の杜は豊かで、特に弘法大師が巡錫の折り立てた杖が根付いたという伝説の残る大銀杏は、旺盛な生命力を感じさせ見応えがあります。
入口には今は下を流れる水の無い形だけの神橋が架かり、鳥居の後ろでは大正12年生まれの狛犬が出迎えてくれます。正面に建つ入母屋造りの拝殿は大きく立派で、本殿は妻入り、お寺の御堂のような造りです。この社にも石碑などの石造物が多数ありました。
御祭神:伊邪那岐神、伊邪那美神、天照大神
祭礼日:8月17日、特殊神事:鳥追行事(1月5日夜)
由緒:天長2年の創立にして、最初は龍蔵台にあった。天長7年大地震おこり龍蔵台欠潰の為、新山に移る。その後、東板戸田中に遷宮、元禄8年現在地に遷座した。
慶長5年天照大神を合祀す。
享保6年神輿2基京都より着す。
天保12年本村大火、神社焼失す。翌12年鐘楼、拝殿再建し、安政6年鎮守社再建す。
慶応4年3月26日より28日まで、国家安全、武運長久の祈祷執行す。同年4月19日より21日まで、佐竹義尭公武運長久の祈願、同年8月8日より9月12日まで、奥羽鎮撫総督沢三位戦勝祈願祭執行す。
境内の大銀杏は、天保年中の大火にその片側 を焼かれて空洞となる。上部は明治19年の大風でその3分の2が折られ、更に昭和32年の大火で燃えたが尚現存して偉容を保ち、郷土の鎮めとして聳えている。弘法大師巡錫のみぎり手植の銀杏と伝えられている。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)
社頭 | |
社号標 | 入口の神橋 |
入口に立つ台輪鳥居 | |
鳥居後ろにいる大正12年生まれの狛犬 阿は口中に玉を含みます。秋田狛犬の流れをくむ狛犬ですが、顔の感じがやや変わりつつあります。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(大正12年(1923)7月吉日建立) |
境内の様子 |
拝殿 |
拝殿内の様子 |
本殿 |
境内社 | 青面金剛、庚申塔、廿三夜塔 |
青面金剛 | 末社、田神社、馬頭観世音 |
七庚申 | 粟嶋大明神、出羽三山碑 |
ご神木・大銀杏 弘法大師が巡錫の折り立てた杖が根付いたという伝説の残る銀杏ですが、天保年中の大火に片側を焼かれ空洞となり、上部は明治19年の大風でその3分の2が折られ、更に昭和32年の大火で燃えたそうです。根本付近は表皮だけのように見えますが、しっかりと葉を茂らせたその姿は、見る者全てに感動を覚えさせます。 |
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境内裏側のご神木 このご神木の表皮も焼けただれていますが、まだまだ元気な姿を見せてくれています。 |
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