古四王神社

大仙市大曲古四王際30(平成22年8月18日)

東経140度30分10.46秒、北緯39度26分7.8秒に鎮座。

 この神社は大曲駅の南東約3.5km、本荘大曲道路南に鎮座しています。神社の前面にはプランターに花が植えられ、木製の両部鳥居を潜ると赤松の木々を透かして、右に手水舎、奥に拝殿が目に入ります。拝殿を回り込むと幣殿・本殿は完全に別に建立され、その間に狛犬が置かれています。本殿は国重要文化財に指定されているようですが、幣殿と一体になって、優雅でありながらピシッとしまった感じのする社殿でした。神社全体の雰囲気は、開放的でありながらも落ち着きが感じられる佇まいでした。

 御祭神:大彦命、天照皇大神、豊受大神、建御名方命、八坂刀売命、水波女神
 祭礼日:9月8日
 由緒:建立については、前責任役員富樫氏の文書に、『古四王大権現建立、元亀元年卯月吉日、戸沢六郎、又兵部トモ云伝也、奉行富樫左衛門太郎』とあって、富樫家の祖、誠白より7代目左衛門太郎勝家が領主戸沢兵部の命により、奉行として建築したものと見える。飛騨の名匠甚兵衛が、棟梁として建立したものである。
 明治6年村社となり、昭和41年神饌幣帛料供進神社に指定せらる。
 明治41年12月17日諏訪神社、水波女神社、稲荷神社を合併す。
 明治42年国宝に指定されたが、昭和29年文化財保護法の制定により、同年8月29日重要文化財に指定される。
(「秋田県神社庁公式サイト」より)

社頭
入口に立つ両部鳥居 鳥居に架かる額
境内の様子
参道の様子
拝殿
拝殿と本殿の間にいる昭和8年生まれの狛犬
この地域の狛犬としてはやや厳つい感じで、その分若々しい顔つきをしています。足先の毛がボリューム感たっぷりです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和8年(1933)4月8日建立)
幣殿と国重要文化財指定の本殿全景
昭和5年建立の幣殿
国重要文化財指定・本殿
元亀元年(1570)奉行富樫左衛門太郎の命により、飛騨の名匠甚兵衛が棟梁として建立しました。
御輿庫? 境内社
ご神木・赤松 龍蛇神社、庚申塔、十三夜塔、
出羽三山、若木神社