伊豆山神社
大仙市泉町8-59(平成22年8月18日)
東経140度27分55.55秒、北緯39度28分12.14秒に鎮座。
この神社は雄物川対岸に聳え立つ伊豆山山頂に鎮座する伊豆山神社の里宮です。大曲駅の北西約2ｋｍ、花館小学校の西200ｍに鎮座しています。神社前には沢山の青面金剛や庚申塔が纏められていて、道路の反対側に社地があります。狛犬が護る入口には鳥居が立ち、石段を上がると左に龍のレリーフが彫られている手水石が配され、尚も石段を上がると境内です。正面すぐに千鳥破風付きの大きな拝殿が建立され、その後ろに幣殿・本殿が続けて建立されています。社殿左には御輿庫と、この日は例祭日でしたので左奥広場に祭典用舞台が設えてありました。右側には境内社の金刀比羅神社が祀られています。
この社は玉垣などで周囲と区切ることなく、植え込みや鎮守の杜が神社の雰囲気を作り上げ、整えられた環境、しっとりと落ち着いた佇まいに、地域の崇敬が感じられる神社でした。
本宮 秋田県大仙市揚の森１番地
里宮 秋田県大仙市泉町８番５９号
御祭神：積羽八重言代主神、泣澤女神、高皇産霊神、天照皇大神、豊受媛神、伊邪那伎神、伊邪那美神、天之水分神、国之水分神、大物主神、火産霊神 、日本武命、菅原大神
祭礼日：8月18日、 特殊神事：梵天祭（2月11日）、獅子神楽（7月1日～15日）
境内社：大黒社、白山社、金毘羅社
由緒：延暦年間、坂上田村麻呂の「東夷征討」の折、伊豆山に立寄り四神相応奇特の霊場と夷賊平定を祈願。その後夷賊平定の報餐と社殿を造営し積羽八重言代主神を祀り不老山神社と称し大同二年（西暦807年）六月十五日鎮座祭が執行された。
これが神社創建の由緒であるが、他に、霊亀二年（西暦716年）七月十七日泣澤女神を御祭神として創建され、延暦年間坂上田村麻呂夷賊平定を祈願、その祈願成就の報餐と大同二年社殿、狛犬等を寄進されたという説がある。
いずれにしろその創建後、高関郷の産土神としてこの地方の人々に崇敬され、殊に雄物川の河運に携わる人々、並ぴに戸澤氏を始め武家にも崇敬された。また不老山神社から現社名伊豆山神社に改称されたのは天正年間（西暦1573～1591年)のことである。
社殿は明治元年焼失し、明治12年に再建されたのが現社殿である。明治6年村社とされ、明治42年神饌幣帛料供進神社に指定される。大正元年神明社、榊神社、瀧宮神社、愛宕神社を合併した。
大正5年瀧宮神社跡地に里宮拝殿が建立された。
（「伊豆山神社公式サイト」より 本宮の由緒です）
| 社頭 |
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神社入り口にいる大正14年生まれの狛犬
獅子頭のような顔つきですが、剽軽さも感じられる、逞しい前足を持つ狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで |
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| (大正14年(1925)乙丑7月建立) |
| 入口に立つ台輪鳥居 |
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| 龍のレリーフが彫られている手水石 |
祭典用舞台 |
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| 境内の様子 |
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| 境内社：金刀比羅神社 |
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| 神社前に纏められている青面金剛、庚申塔 |
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| 聖徳太子碑 |
二十三夜塔 |
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| 雄物川対岸に見える伊豆山神社・本宮が鎮座する伊豆山 |
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