小沼神社

大仙市豊岡小沼山3 (平成26年6月6日)

東経140度37分50.80秒、北緯39度33分58.21秒に鎮座。

この神社は、JR田沢湖線・角館駅の東南東5km程の辺り、境内の500m程の集落からハイキング宜しく山を登ると、忽然と現れる神秘的な沼の淵に鎮座しております。

御祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命・大山祇之命・久々理比女命

由緒
小沼神社は小沼観音堂とも呼ばれ、ここ小沼山の山頂にあります。昔は、神社前の沼に中島があり、それに6尺(1.8m)幅の反橋が架けられ、ここを渡ってお参りしたと言われています。養老2年(718)の草創と言われるこの神社は、平安時代の「十一面観音菩薩立像」、「聖観音菩薩立像」の2体が安置されています。いずれも欅の一本造りで、等身大の量感あふれる作品で、当時の仏教芸術の極地を見る事ができます。このほか、室町時代の作と言われる彫刻「僧等首」があり、いずれも県の重要文化財に指定されています。
また、神殿の中にある厨子は唐風造りで、総採色の上神殿には二体の獅子頭が保存されています。山頂には白山社、諏訪神社、長床跡のほか、地名の由来ともなった峰の小沼は現在も絶えることなく清水が湧き出ています。
文政11年(1827)、菅江真澄はここを訪れ、古老の言い伝えを交え神社の、由来を詳しく書き残しています。
境内由緒書き より。

参道入口。左手の菅江真澄の道には「小沼山観音」と書かれています。

参道

石仏

道はかなり荒れていますが案内はしっかりしています。

仁王門。新奥の細道に書かれている阿吽の力士像は何処に?

石仏

道案内

小沼

社殿

神額

境内より見る小沼