豊平神社

秋田市豊岩豊巻内縄尻124(平成18年7月27日)

豊岩中学校の右隣りに鎮座しています。参拝の間中、ラッパやサキソホーンの音がブカブカと鳴り響き結構喧しい所でした。入口に秋田県でよく見る菅江真澄の道と書かれた案内があり「聖徳太子堂」と書かれています。又境内に石碑があり「祭神は聖徳太子を主祭神。尊像は太子の自作と伝わっている。当地方屈指の古社で中世安東氏の守護神となり篤い崇敬を受けていた。」とあります。本殿右脇に宝物庫があり、そこに県重文の太子像が安置されているようです。仏教推進派の太子を祀っているのが神社というのも少し変なので、江戸時代はお寺であったのでしょう。

入口の両部鳥居。その控柱に菅江真澄の道「聖徳太子堂」と書かれた木柱が括り付けられています。

嘉永の狛犬が我々を迎えてくれますが、惜しいことに阿の上顎が欠けています。又苔も生え、足下は泥で汚れています。吽のすぐ前には、「木を大事にしましょう。」と書かれた木柱が無造作に立てられています。我が女房にあそこを削って「狛犬を大事にしましょう」って書き直そうか・・・・言いながら参拝したのでした。

嘉永5年(1850)7月 秋田の狛犬にしては頭が小さい気がします。

少し高い所にある、拝殿と本殿。

木も大事だとは思います。しかし狛犬も立派な文化財どちらも大事にしたいものです。

境内隅に立つ石碑