神明社

秋田市添川字古城廻り51 (平成18年7月23日)

 この神社は、添川古城廻り地区の坂道の途中、グランドの奥に入口があるのですが、道路からはその気になってよく目をこらし、注意深く探さないと見つかりません。どうも元々はもっと下からの参道があったようですが、現在は殆ど使われていないようです。けれど鳥居奥の参道は良く整備され、豊かな杜の中、快適で気持ちの良い参拝が出来ました。

 御祭神は天照皇大神、豐受姫大神、鹿嶋大神、杉皇大神、熊野大神、那智瀧大神です。
 添川という地名から式内社・出羽國山本郡  副川(そえかわ)神社の論社の一つとされていますが、大勢は八郎潟町の副川神社が妥当と考えられているようです。創建は不明です。ここはまた中世豪族・耳岡相模の館跡「添川館跡」と見られていますが「古城廻り」という地名のみがその名残りとして残っています。

神社入口 参道から入口を振り返る
文久2年(1852)生まれの秋田狛犬。
台座が低く上向き潰れ顔の狛犬で、阿吽とも歯並びが綺麗に見えます。
逞しく瘤のように見える筋肉がはっきりと見え、尾は三つ編みを逆さにしたような感じです。
(文久2年(1852)建立)
落ち着いた杜の中の拝殿 神明造りの本殿
拝殿の木鼻狛犬。
この子達も顔が潰れ気味で口蓋が割れ、マンガチックな感じがします。