秋田市太平八田字堂ノ前51-1(平成18年7月23日)
この神社は232号線沿いの太平小木曽石分校南に鎮座しています。
御祭神は三ツ吉霊神 大名持大神 小彦名大神 <相 殿 神>天照皇大神 宇食持智大神 八幡大神 武甕槌大神 経津主大神 大山祗大神 海津見大神 金山毘古大神 祓戸大神 猿田彦大神 金山毘売大神 西宮大神ほか諸神です。
神社の創祀は、小川伝之助(のちに辰に改姓)翁がご神託を得て、金山滝から山を切り開き、木曽吉山に始めて三吉大神をお祀りした時に始まる。時に、嘉永二年。西洋暦1849年なり。天保五年 辰(たつ)伝之助翁(当時姓は小川)が父重病にして九死に一生の際 天性の強烈なる孝心全身に発動し産土神(八幡宮)に日夜祈誓 或る日の丑の刻 翁に三吉大神祭るべしとの産土神の神託あり その神示に従い木曽吉山(今の太平山の中岳で市内より眺むれば正面に三峰中一段高く大きく聳える峰
)を開き大神を鎮祭す 当初山麓の金山瀧の傍らに岩穴を掘り 祓戸大神 火結神 並びに三吉霊神の御尊像を奉安 日夜艱難辛苦神教に従い 木曽石口登山道を切り開きつつ 金山瀧神社 釣志嶽神社 神仙山神社(前岳)を草建 女人堂に篭りつつ修業怠りなく遂に嘉永二年中岳に木曽吉山神社を創建 ここに始めて三吉霊神を奉斎 三吉信仰の発祥となる 同六年八月 神祇官統領白川王殿の勧遷を得て正一位三吉大権現の神璽を賜る 安政三年辰命院ととなえる 旧家には辰命院名の掛軸など現存せり 文久三年右手に稲梵天左手に盃のお姿が現れそれが三吉梵天の始まりとなる(その時に歌われたのが正調三吉節である)(三吉神社HPより)
秋田の霊峰・太平山の南西麓に鎮座する三吉大神鎮祭の本宮です。