空素(からす)沼神社

秋田市寺内高野(平成18年7月26日)

 この神社は聖霊女子短大の南約300mに鎮座しています。昔はこの辺一体が社地だったのでしょうか、300m以上離れた道路に二箇所も入口の鳥居がありました。
 ところが、この神社に関する情報は皆目つかめません。その代わり、空素沼の伝説がありますので、そちらを紹介致します。
 その昔、寺内猿沢に田圃に水を引こうと池を造ったら、そばの烏ヶ池が涸れはじめてしまいました。そこで烏ヶ池の主は猿沢の池に移り、一夜のうちに大沼としました。それが空素沼で、上空から見た池の形はカラスの飛ぶ姿に似ているそうです。また、ここは昔、狼沢(おいぬさわ)と呼ばれていました。ある日、男がここで大蛇を見つけましたが、大蛇は男に毒をはき、その毒が原因で男は亡くなっ手しまったとか…。
 またこの神社の裏手には「小野小町塚」があります。

護国神社バス停前の鳥居 空素沼神社碑
寺内鵜ノ木に建つ鳥居 神社入口
境内入口 社号標
拝殿 本殿
この森の向こうに空素沼があります。